ディスクカードの種類
 ディスクシステムで使用するディスクカードの種類をご紹介致します。

 現在任天堂純正品として確認しているものは下記の5種類となっております。
これ以外の純正品が存在するといった情報や、その画像などをお持ちの方はぜひご提供をお願い致します。

 さらに、任天堂以外から出ていたニセブランドのカードや粗悪な作りのコピーメディアなどありましたら歴史的な物品ということで
こちらに展示させて頂きたいのでそちらも併せてお願い致します。

 管理人の記憶では、店頭で生で売っていたディスクは黄色ディスクで、初期の頃は500円前後で販売していたのですが
コピーが氾濫した後期の頃なると2,000円前後に価格が跳ね上がり、安易に買ってもらえなくなりました。
当時小学生でしたので曖昧な記憶ですがこの辺りを裏付ける資料や情報をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
情報お待ちしております。

 また、ディスクカード中央のドライブのカムとディスクがかみ合う、ハブ部分の色が、初期のものは真っ白だったのに対し、
後期のディスクカードはうっすら灰色がかった色に変わっています。

ディスクカードハブ色の違い
白色 灰色
 任天堂純正ディスク 6種類+番外編3種類
黄色ディスク
 ディスクシステムで発売されたゲームタイトルのほとんどがこの黄色ディスクで供給され、もっとも
製造枚数が多い。流通枚数も相当なもので必ず一度はお目にかかっているはずです。
磁気フィルムが剥き出しの構造なのでキズやホコリの影響を受けやすく、扱いに注意しなければ
ただちに読み込み不良を起こす問題児。ディスクを保護する「カード保護ジャケット」が付属する。
黄色というよりは「オレンジ色」に近い色をしている。ゲームが入っていない生状態のディスクもある。
青色ディスク(ディスクファクス対応)
 プレイヤーのスコアを任天堂へ応募できるディスクファクスに対応したディスク。
シャッターがついているので黄色ディスクに比べてキズやホコリに強い構造になっている。
この青色ディスクにはすべてのディスクシステムのゲームが書き換え可能だが、青色ディスク対応
のゲームを黄色ディスクに書き込むことはできない。(ハード的な制約ではなく施策的な理由)
シャッターがついているため、黄色ディスクに付属する「カード保護ジャケット」は付属しない。
ゴールドディスク(キャンペーンプレゼント用)
 ゴルフJAPANコースと、USコースの入賞者または参加者の一部に景品として無償で配布された
非売品ディスク。内容はオリジナルのゴルフJAPANのコースかUSコースが入っているが、ディスク
システムのすべてのゲームに書き換えが可能で、色以外は青色ディスクと同じ扱いとなっている。
およそ6,000枚程度しか流通していないため、中古市場でもプレミア価格がついており、最低でも
3万円の値がつく。ディスくんのハードケースに格納され配布された。マニアなら手に入れたい一品。
ピンクディスク(ディスクカード検品用プログラム FMCカードチェッカー)
 ディスクカードを店頭で書き換えした際に、正しく書き換えができたかどうかの確認と、
持ち込まれたディスクカードが破損していないかをチェックするツール。もちろん非売品で一部の
販売店にのみ配布された。操作は簡単で指示に従ってディスクを入れ替えしていくとゲームID、
エラーならばエラー番号を出して大きな○×表示が出るので非常にわかりやすい。
この世に何枚存在するか、入手可能なのか等一切の情報は不明。情報求む。
ホワイトディスク(開発用ディスクカード)
 ソフトハウスがゲームを開発する際に使用する開発用ディスクカード。ゴールドディスクと同じく
こちらもプレミア度が高い。ディスクカードとしても価値が高いが、内容には未発売のゲームや
デバッグ中のゲームがある可能性が高く、そちらも見逃せない。
ラベルに、シリーズ物の管理用に便利なボリューム丸つけ欄付きの親切さも。
研究用に本ディスクを譲っていただける方、お待ちしております。
ディスクカード生産用ディスク(FMC MASTER DISK CARD/FMC DUBBING SAMPLE/量産確認用)
 任天堂がディスクカードを工場で生産する際に使用するディスクカードです。
各ソフトハウスに配られた開発用ディスクカードよりも比べ物にならないほどレアなディスクカードで
まず一般には出回らない貴重なディスクカードです。
通常の黄色ディスクと同じ金型で製造されている一方、樹脂は青色ディスクと同じ物を使用しています。
ラベルは富士通のオフコンで印字された紙製のシンプルなもので、「用途」「製品管理コード」「CRC」が
記載されています。CRCは印字の場合と手書きの場合が確認されています。
番外編 ディスクドライブ輸送用保護シート
 ディスクシステムの工場出荷時にドライブに挿入されている輸送用ヘッド保護シート。
厚みが2mmほどあり、ドライブにセットすると下部の赤い注意書きが見えるようになる。
ディスクシステムの中古品を購入する際、このシートがついているとなんとなく得をした思いが
できる不思議なアイテム。
管理人は幼少のころ、このシートがドライブの奥に入ってしまい大騒ぎをした経験を持つ。
ツインファミコンに付属しているかは調査不足のため判明せず。情報求む。
番外編 ディスクドライブ輸送用保護シート(ツインファミコンバージョン)
 ツインファミコンの工場出荷時にドライブに挿入されている輸送用ヘッド保護シート。
ディスクシステムに添付されている保護シートとの違いは、全体的に素材の色が青っぽいのと
注意書きに書いてある内容が若干違うようです。

(2006/08 写真・情報提供:クッキー様)
番外編 HEAD CLEANING CARD HVC-030
 ディスクドライブのヘッドが汚れてた場合に使用するヘッドクリーナーカード。
クリーニングカードとクリーニングスプレー(HVC-029)のセットです。通常のカードの磁気ディスク
部分が硬質不織布になっており、洗浄液をスプレーしてディスクドライブにセットします。
ディスクシステムはヘッド汚れによる読み込み不良は起きにくいことと、本体のヘッド押さえ用パッドが
フェルトで出来ているため似た素材同士で擦られ痛んでしまうことから、本製品の有効性は疑問です。
 任天堂純正ディスク 11種類 (名称は勝手に命名)
メーカー不明 NIN工ENDDディスク
 パッと見は青色ディスクですが何か雰囲気が変です。
本物の青色ディスクと比較すると2箇所大きく違う部分があるのがわかります。
違いを見つけてみてください。
このディスクは樹脂の品質が悪い上、工作精度が低い粗悪品で、プラ形成時のバリも目立ちます。
このような点は純正品に全く見られませんので、改めて純正品の品質の高さを感じることができます。
メーカー不明 上部凹み青色ディスク
 上部の凹みが特徴的な青色ディスクです。
下部の角を取ってあったりその奇抜なデザインさ上、ディスクシステム挿入時に
ドライブの相性によって引っかかりが発生します。
特に引っかかり現象は取り出し時に顕著に表れ、指でサポートしないと取り出しが出来ないばかりか
ディスクドライブを分解しないと取り出し出来なくなることもある問題児。
株式会社アイツー製 ディスクカード(水色)
 各種ディスクシステム向けツールを発売していた株式会社アイツー製のディスクカード。
生ディスクとして販売されていました。3.5インチフロッピーディスクのケースに収納
されて販売されたため、大きさが合わず中で動いてしまっています。
しかし、紙ジャケットには"FAMILY COMPUTER FLOPPYDISK"と表記があったりと謎多きカードです。
あえて書くならFLOPPY DISKじゃなくてQUICK DISKだと思う。
株式会社アイツー製 ディスクカード(イエロー・グリーン)
 各種ディスクシステム向けツールを発売していた株式会社アイツー製のディスクカード。
生ディスクとして販売されていました。3.5インチフロッピーディスクのケースに収納
されて販売されたため、大きさが合わず中で動いてしまっています。
最後期に製造されたようで、ハブの作りが強化されていることと、紙ジャケットに同社製
ディスクシステムソフトのイラストが勢ぞろいしていて圧巻です。
なんといってもA面とB面で色が違うのは数あるパチモノディスクの中でオンリーワンと言えましょう。
しかし、やはりジャケットは"FAMILY COMPUTER FLOPPYDISK"だったりします。
株式会社アイツー製 ディスクカード(エメラルドグリーン)
 各種ディスクシステム向けツールを発売していた株式会社アイツー製のディスクカード。
生ディスクとして発売された他に、自社製製品の販売用にも使用されました。


株式会社アイツー製 ディスクカード(オレンジ)
 各種ディスクシステム向けツールを発売していた株式会社アイツー製のディスクカード。
生ディスクとして発売された他に、自社製製品の販売用にも使用されました。
アイツー製ディスクの特徴は「NINTENDO]刻印の「IN」の部分を打ち抜いていることですね。

メーカー不明 ハブが黄色い凹凸なしディスク
 やはり中央部のハブの色が目に付きます。黄色いです。
後は通常の社外品ディスクといったところです。特に特徴はありません。


ザップインターナショナル製 ZAP DISK CARD ザップディスクカード
 データが書き込まれていない生ディスクとして流通していました。
価格が安価だったこともあり、そこそこ普及しました。
ザップインターナショナル製のディスクカードは2種類確認されており、ここに掲載している物は
2.ですが、アイツー製の物に酷似しているため生産を委託していた可能性があります。
1.台紙=青色 ZAPロゴ=黄色 カード本体=QDに黒色プラ製アダプタ 価格=\1,200→改定\1,000
2.台紙=白色 ZAPロゴ=赤色 カード本体=一体成型白色
ハッカーインターナショナル製 ディスクシステム用生ディスク(ホワイト)
 ハッカーインターナショナルが発売していた生ディスクです。
生ディスクとして単体パッケージで発売されたほか、自社ソフトを書き込んで販売するためにも
使われました。そこそこ流通枚数が多いため入手は比較的簡単です。
ザップインターナショナル製のZAPDISKと似ていますが細部が異なります。
この写真では良く見えませんが刻印部にハッカーのロゴマーク"H"と、"PRO DISK"の表記があります。
ハッカーインターナショナル製 ディスクシステム用生ディスク(グリーン)
 ハッカーインターナショナルが発売していた生ディスクです。
生ディスクとして単体パッケージで発売されたほか、
自社ソフトを書き込んで販売するためにも使われました。
そこそこ流通枚数が多いため入手は比較的簡単です。
この写真では良く見えませんが刻印部にハッカーのロゴマーク"H"と、"PRO DISK"の表記があります。
SHARP製 クイックディスク+ディスクワッカー
 SHARP製のMZシリーズパソコンに採用されていたクイックディスクへ、
ディスクシステムでも使えるように金属製の「ワッカ」をつけたもの。
当時はこれが大流行してディスクシステムユーザがこぞってこのディスクを購入したため、
MZパソコンを所有しているユーザが購入できずに問題が起きた。
SHARP純正ということで品質は申し分なしで、それでいて任天堂純正品よりも価格が安いと好評だった。
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